春日大社国宝殿

しかざぶっしゃり および がいようき

鹿座仏舎利及び外容器

〜江戸時代〜

雲に乗る鹿の鞍上の神木に、円相形の舎利しゃり容器を納める。舎利は第一殿の本地仏ほんじぶつである釈迦如来を象徴し、鎌倉時代の明恵みょうえ上人により盛んとなった舎利信仰と春日信仰が結び付いて鹿座仏舎利が生まれた。
鹿は木造彩色で、蒔絵の台に固定され、表に御蓋山、裏に霊鷲山りょうじゅせんを蒔絵した蓋をかぶせて収納する。
外箱の墨書と添状により慶安5年(1652)に興福寺僧により金剛経と共に奉納されたことが分かる。付属の金剛経は、紺紙に金銀泥で書かれ、見返しには仏画が金泥で表される。奥書により中国・明の永楽15年(1417)に筆写されたものと分かる。