春日大社国宝殿

【国宝】
はくじしし

若宮御料古神宝類
白磁獅子

〜宋時代(中国)〜

小型の獅子像で、首を傾けて座り、円形の台上にある玉と戯れる姿で表せられる。

中国の宋代の白磁はくじ製で渡来品として珍重されていたものだろう。古塵により茶褐色に見えるが、擦れたところには艶やかな白色がみえる。獅子の口が開いており、底がなく、胴体も空洞になっているので、香炉こうろの蓋という説もある。

なお千鳥家文書中、承久2年(1220)の『若宮一社御遷宮記』に「茶垸之獅子ちゃわんのしし」とあるのが本品にあたると考えられる。