春日大社国宝殿
木を根ごと掘こじた(掘り起こした)ような形なので、根古志形鏡台と呼ばれる。脚部と差手さしでが折たためるようになっており、華奢きゃしゃで軽量ながら広げると安定して重みに耐える構造である。真ん中の柱に鏡の紐ひもを掛け、下に枕を挟んで角度を調整した。
類似の鏡台は『類聚雑要抄るいじゅうざつようしょう』や『春日権現験記絵かすがごんげんげんきえ』にも描かれ、貴族の邸内で用いられていた事がわかる。