春日大社国宝殿

古神宝銅鏡類

【重要文化財】
ぼたんからくさおながどりはちりょうきょう

牡丹唐草尾長鳥八稜鏡

〜南北朝時代〜

瑞花ずいか宝相華ほうそうげ唐花からはなに鳳凰といった大陸色の強い文様から、松や藤に鶴といった日本的な文様に移行する中間的な印象も感じられる 牡丹ぼたんと尾長鳥が描かれた鏡。
鏡本体の形は八枚の花びらを表している様である事から「八花形やつはながた」とも呼ばれ、現在でも春日祭の御神宝などとしてこの形式の鏡が用いられている。

とうかまつくいづるえんきょう

藤花松喰鶴円鏡

〜平安時代〜

春日若宮から撤下された松喰鶴まつくいづると藤花を組合わせた文様の鏡で、墨書から永治元年(1141)奉納と分かる。なお同じ組み合わせの文様の鏡3面が大宮本殿から撤下されている。
松・鶴は吉祥文様の代表だが藤花を加えた例は春日大社以外では少なく、藤原氏の氏神である春日大社ならではのデザインである。